王毅外相、米国務長官と電話会談

　　中国の王毅外相はアメリカのケリー国務長官と、習近平主席の訪米について電話会談しました。

　　王外相は電話会談で、「習主席はオバマ大統領の招きに応じて、22日からアメリカを公式訪問する。世界が注目する習主席の今回の訪米は、中米関係の進む方向と国際情勢の変化に重要な意義を持っている。習主席はここ数日、アメリカ各界の有識者と会見している。今回の訪問を通じてオバマ大統領との戦略的交流を強化し、戦略的相互信頼を深めたい。また、互恵協力を開拓し、両国人民の相互理解と友誼を増進させ、中米の新しい大国関係に新たな重要な進展が遂げられるようにしたい」としました。更に「習主席の訪米はカウントダウン段階に入った。訪問が円満に実行されるよう、双方は引き続き、細部まで周到に準備し、両国関係を健全かつ安定させていくという積極的なシグナルを共に出すべきだ」と語りました。

　　ケリー国務長官は、「アメリカは習主席の公式訪問に高揚感を覚えている。アメリカ側の作業グループは中国側と同じように、各方面の準備作業を急いでいる。アメリカは、今回の訪問が建設的で、積極的な意義あるものになり、米中関係発展の重要時期にある今、両国関係を新たな重要進展の方向に進める自信がある」と述べました。

　　双方はまた、朝鮮半島の非核化問題や、イラン核問題の全面協議、国連の安定維持？協力の強化など国際問題と地域問題について意見を交換しました。