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中国の食習慣を日本でも

http://jp.youth.cn 2013-11-20 10:19:00

  中国人は食を重んじる。国内では「民は食を以って天となす」といわれ、海外では「中国人は地に生えるもの空を飛ぶもの何でも食べる」といわれることも。中国人は自国の食習慣を日本にも持ち込んでおり、今では中国の生煎包(シェンジェンパオ)や小籠包(シャオロンパオ)、麻辣燙(マーラータン)や麻辣香鍋といった料理が日本で見られることも珍しくなくなっている。中国で流行って日本にない料理はないといえるほどだ。「中文導報」が伝えた。

  中華レストランも中華料理もあるにはあるが、日本で調達できない野菜は少なくない。日本のスーパーに入ると、野菜コーナーに並んでいるのは小松菜、レタスにキャベツ。これ以外に緑の葉はほとんどない。その種類の少なさに嘆く中国人は多いはず。しかし、やろうと思えばできないことはないもので、中国人の知恵と努力のよって中国野菜の莴笋(ウォースン、くきしゃ)や茭白(ジャオバイ、まこもたけ)、茴香(フイシャン、ういきょう)、香菜(シャンツァイ、パクチ)といった野菜が日本で口食べられるようになった。しかもそれらは日本の土地で育てた無農薬有機野菜だ。

  日本で野菜を栽培する中国人の中には実家が農家という人もおり、借りた土地や空き地に中国から運んできた野菜の種を植えるようになった。

  新浦安に住む天津出身の周さんは、自身も夫も香菜に目がないのだが、残念ながら日本ではほとんど香菜を見かけない。周さんは日本での香菜栽培を夢見て、以前市が主催する農地の貸し出し抽選会に参加したが、当選できず、夢は叶わなかった。しかし、自宅近くの川辺を歩いていたとき、偶然雑草が生い茂る空き地を見つけ、ひらめた周さんはさっそく雑草を抜いて中国から持ってきた香菜の種を蒔いてみた。数日おきに水をやっていると、なんと異国の地で香菜が生えてきたではないか。香菜を身近に求めているのは中国人だけではないようで、ある日周さんが香菜に水をやっていると、あるタイ人の女の子がやってきて、「あなたが育てていたんですね。この前少し勝手に取って持ち帰ってしまいました」と言われたとか。周さんは「食べたいときに勝手に取ってくれればいい」と彼女に伝えたという。

  周さん夫妻の香菜栽培は個人的な楽しみに過ぎないが、多くの中国人が野菜を販売するにまで発展させている。彼らは皆最初は自分の趣味で栽培を始め、量が多いときは友人に贈るといった程度だった。しかし、噂は中国人コミュニティーでたちまち広まり、次第に民間の野菜売買グループが知らず知らずのうちに形成されていった。

  莴笋や茭白が豊作の時には、中国の携帯アプリ「微信」(WeChat)でグループが作られ、そこで販売方法や購入量、輸送費の節約方法といった会話が飛び交う。関東地方では東京郊外と埼玉県を拠点に、中国人による莴笋や茭白、茴香の個人売買が活発に行われている。

  数日前に茭白の売買をしたという孔さんは記者の取材に対して、「まず微信を使って30キロほど買い求め、錦系町にある上海レストランに送り、時間を決めて皆でそのレストランに集合し、そこで現金と野菜を交換します」と話す。埼玉県から茴香を二箱受け取った孫さんは、すぐに友人にお裾分けし、自分も茴香餃子を作って食べたという。久々に食べた祖国の味は、ここが異国の地であることを忘れ去らせてくれたと笑顔で語る。

 

 

编辑:王暁東 来源: チャイナネット

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