中国、「エジプト支援2号」衛星の打ち上げに成功

中国は北京時間4日午後0時10分に酒泉衛星発射センターでキャリアロケット「長征2号C」を使い、衛星「エジプト支援2号」の打ち上げに成功した。今回の任務ではさらに「星池1号第2組A星」と「B星」の2基が搭載され打ち上げられた。

エジプト支援2号は主にエジプトの国土資源調査に用いられ、エジプトユーザーの農業、林業、都市建設、環境、災害モニタリングなどの分野における需要を満たす。同ロケットに搭載され打ち上げられた別の2基は主にユーザーに商業リモートセンシングサービスを提供するものだ。

中国とエジプトのエジプト支援2号衛星プロジェクト協定によると、中国側はエジプト側のために1基の2m（パンクロマチック） 8m（マルチスペクトル）分解能の光学リモートセンシング小型衛星を開発し、打ち上げる。中国政府が建設を支援した衛星総組立集積試験センターを使用し、衛星の総組立と試験を行う。

エジプト支援2号衛星プロジェクトは、宇宙ハイテク分野の国際協力を深く展開する象徴的なプロジェクトであり、初めて対外援助総合プロジェクト管理モデルを採用した国際協力衛星プロジェクトでもあり、両国の宇宙飛行協力分野において画期的な意義を持つ。衛星の共同開発では、中国側はエジプト側の技術者に対して衛星全体のシステマティックな設計 育成と総組立 試験操作 育成を行った。エジプト側の技術者は衛星の設計、開発、試験の全プロセスに深く参加した。エジプトは同プロジェクトの協力を通じ、「川上」の衛星開発、「川中」の地上施設建設 運営、「川下」の衛星データ処理、共有、応用などを含む産業体制をさらに改善し、両国の宇宙飛行分野の今後の協力を深める基礎を築いた。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年12月5日