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中国のガリウム ゲルマニウム輸出規制がサプライチェーンを破壊することはない

http://jp.youth.cn 2023-07-12 15:16:00

  (画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

  中国の商務部(省)と税関総署はこのほど公告を発表し、今年8月1日よりガリウム ゲルマニウム関連製品に対する輸出規制を実施することを決定した。米商務省はこれに「断固反対する」とのコメントを発表し、一部の西側メディアは中国の決定がグローバルサプライチェーンの安定を破壊すると極めて大げさに騒ぎ立てている。中国のガリウム ゲルマニウム関連製品を管理する措置は合理的で合法的なもので、グローバルサプライチェーンの安定維持にプラスの役割を果たし、米国をはじめとする西側諸国がグローバルサプライチェーン破壊のレッテルを貼ろうとしても、それは実際には盗人猛々しいふるまいにほかならない。「経済日報」が伝えた。

  ガリウムは半導体と太陽電池業界で多く使用され、ゲルマニウムは光ファイバー通信、赤外線光学、太陽電池、原子核物理学の探査などの分野で幅広く応用されている。ガリウム ゲルマニウム関連製品に対する輸出規制は国際的な慣行で、世界の主要国は一般的に規制を実施している。日増しに複雑になる国際情勢に直面して、中国政府はガリウム ゲルマニウム関連製品が合法的な用途に用いられるよう輸出規制を実施する。その目的は国家の安全を守り、国際的義務をよりしっかり履行することにある。関連の措置は、中国の「輸出規制法」、「対外貿易法」、「税関法」などの法律 法規に明確な根拠を見いだすことができる。

  米国をはじめとする西側諸国は中国の合理的で根拠ある措置を世界経済に損害を与える行動だと大げさに騒ぎ立て、さまざまな荒唐無稽な話をでっち上げ、その動機と目的を疑わざるを得ない。

  中国は常にグローバル産業チェーン サプライチェーンの安全 安定の維持に努力し、常に公正 合理的 非差別的な輸出規制措置を実施してきた。中国の今回の措置はガリウム ゲルマニウム関連製品の輸出を禁止するものではなく、それをより精密に管理するものだ。商務部と税関総署が発表した「ガリウム ゲルマニウム関連製品に対して実施する輸出規制に関する公告」によると、輸出業者は関連規定に従い輸出許可手続きを行うべきで、エンドユーザーと最終的用途についての証明書、そして業者とエンドユーザーに関する説明資料も提出しなければならない。審査を受けて許可されれば、商務部が軍民両用製品 技術の輸出許可証を発行する。ここから、中国は関連製品の利用についての正確な検討評価を行い、合理的な用途で、適切に管理が行われる場合は使用制限を心配する必要はなく、関連産業の発展にも影響を与えないことがわかる。

  周知のように、グローバルサプライチェーンの不安定化を招いているのは中国ではない。その張本人は米国をはじめとする西側諸国にほかならない。中国の発展を抑圧し、押さえ込むため、米国は半導体など多くの分野で中国に対する不合理な規制を打ち出すとともに、同盟国と共同で、さらには脅迫までして中国を抑圧しようとしており、グローバルサプライチェーン 産業チェーンの安定を大きく損なっている。

  米国をはじめとする西側諸国の激しい反応は、中国には外部からの包囲や抑圧に抵抗する十分な力があることを客観的に示していると指摘しておかなければならない。ガリウム ゲルマニウム及びその関連化合物はグローバル産業システムで重要な役割を果たしており、欧州連合(EU)、米国、日本などの先進国では戦略的で重要な鉱物リストに組み入れられている。中国は世界最大のガリウム ゲルマニウムの生産国で、米国で使用されるガリウム ゲルマニウムの半分以上が中国から輸入されたものだ。この事実は、中国がグローバルサプライチェーンの中で欠かすことのできない役割を果たしていること、中国の動きがグローバルサプライチェーンの安定維持にとってポジティブなプラスの意義を持つことをあらためて米国に注意喚起している。中米両国の経済は深く融合し、緊密に連携しており、中国を包囲 抑圧しようとするすべてのたくらみは、グローバルサプライチェーンに損害を与え、間違いなく失敗し、必ずや自分自身にも返ってくるだろう。(編集KS)

  「人民網日本語版」2023年7月12日