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新疆の貧困村を巡回する移動貧困扶助医療チーム

http://jp.youth.cn 2020-06-28 17:41:00

  新疆ウイグル自治区の南疆地区は、貧困撲滅事業の重点地区です。まだ貧困脱却が実現できていない全国52の貧困県のうち、10県がこの地区に集中しています。

  これら貧困県にとっての大きな課題は、病気の治療が困難だということです。その対策として、村々を巡回する医療チームが結成され、隊長の庄仕華さんを中心として村民の治療に当たっています。

  タクラマカン砂漠の南端にある紅星村は、2019年に貧困脱却を実現しましたが、病気の治療に関する問題を抱えていることで、再び貧困村に逆戻りする危険にさらされています。そのため、庄仕華隊長の医療チームはこの村を重点対象としており、2~3日の間に6回も訪問しています。

  これについて、紅星村に暮らすメレムニサ?ヤセンさんは「(大都市の)ウルムチまで行って先生に診てもらいたいが、経済的な条件が許してくれない。医療チームが来てくれてとてもありがたく思っている。先生たちはとても優しく診断してくれる。もらった薬もよく効いている」と感謝しています。

  トフティグリ?ウラインさんはカシュガル市疎勒県コムシェリク郷の医療従事者ですが、村を出て学ぶチャンスはほとんどありません。「医療チームが来るたびに通訳を担当して、現場で知識を身につけることができるし、分からない専門知識も隊員の方々が熱心に説明してくれる」と話しています。

  医療チームの隊長である庄さんは「南疆地区の貧困村を巡回して治療に当たる際には、衛生面や病気予防の知識を教えることがメインになっている。また、手術を必要とする患者には無料で手術を行い、長期的な薬物治療も指導している。病気のせいで貧困に陥ることを避け、一日も早く良い生活を送れるようになることが最大の願いだ」と話しています。(朱 謙)

  

编辑:amy 来源: CRI