新安保法施行に抗議する日本国民たち

　　集団的自衛権の行使を可能とする日本の安全保障関連法が29日に施行されました。同日夜、日本の国会前には日本国民約3万7000人が集まり、安全保障関連法の施行に抗議するとともに、法律の廃止を要求しました。

　　参加者の中には、これまで安保法案への抗議活動に繰り返し参加した人も大勢います。人々は「戦争法廃止」、「戦争法発動反対」、「安倍内閣退陣」などのプラカードを手に持ち、「戦争法施行に反対」、「憲法改正を止めろ」と声高に叫び、安保法の施行に強く抗議しました。

　　日本民進党の枝野幸男幹事長は集会で、安倍政権が憲法を無視し、政権の正当性が失われたと批判した上で、「日本の領土を守るのに必要なのは『個別的自衛権』だ。集団的自衛権とは何の関係もない」と指摘しました。日本共産党の山下芳生書記局長は、野党が共同で安倍政権を打倒するよう呼びかけました。

　　29日の夜には日本の学生団体「SEALDs」が国会前で抗議活動を行うなど、数多くの大学生らも抗議に参加し、安倍政権の退陣を要求しました。