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2014年の中国経済データを読み解く 

http://jp.youth.cn 2015-01-21 16:55:00

  国家統計局は20日午前に記者会見を開き、2014年度の国内総生産(GDP)、工業?農業生産状況、固定資産投資などの経済データを発表した。中国(海南)改革発展研究院経済研究所の匡賢明所長はこのほど人民網財経の取材に答え、これらのデータをふまえつつ2014年の経済について総括した。人民網が伝えた。

  ▽経済の下方圧力は顕著に?

  経済情勢は安定的に回復、下方圧力には依然警戒が必要

  2014年中央経済政策会議では、「『穏中求進(安定の中で前進を求める)』という全体的基調を堅持しつつ、全面的に改革を深化させ、マクロ政策の連続性と安定性を維持する。一方で、中国経済は依然として多くの困難や課題に直面しており、経済への下方圧力は比較的強く、構造調整に伴う痛みも顕著化している」と指摘された。

  匡所長は「中央経済政策会議の決定から見ると、経済発展の新常態において、2014年の全体的な経済状況と、通年の7.4%のGDP成長率は合理的な想定の範囲内と言える」と指摘、また、経済情勢の安定化の兆しが強まっていることを特に体現している指標として、(1)一定規模以上の工業付加価値額が、不変価格で計算すると、前年比8.3%増(2)1-12月の民間固定資産投資が18.1%増(3)通年の社会消費財小売総額が前年比12.0%増――の3つを挙げた。

  さらに、「経済の下方圧力には依然として警戒が必要である」とし、注目すべき指標として以下の2点を指摘した。

  ?全社会固定資産投資が依然として下落傾向にある。

  ?不動産開発投資が大幅に下落、12月の開発投資は1-11月期と比べて1.4%減となった。

  ▽GDP成長率がさらに低下

  経済成長の質と構造調整の程度に注目すべき

  中央経済政策会議では、中国経済の変化のすう勢について、「中国の経済発展は新常態に突入し、経済発展パターンは、規模拡大と速さ重視の粗放型発展から、質と効率を重視した集約型発展へ、経済構造は、規模拡大?能力増強から、ストックの調整へと移行していく」と指摘された。

  匡所長は2014年の経済データをふまえ、「データの背後にある構造調整の取り組みの程度に注目すべき。GDP成長率の低下ばかりを見るのでなく、中国経済成長の質の向上に注目すべき。これは経済構造調整の加速に体現されている」と指摘した。

  匡所長は、構造調整の効果がはっきりと現れている5つの方面を次のように指摘した。

  (1)産業構造の調整。サービス業を例にとると、第3次産業の増加値が国内総生産に占める割合は48.2%と、第11次五カ年計画で打ち出された2015年までの目標47.2%を上回った。

  (2)経済成長に対する消費の役割が突出。4年連続で、消費の経済成長への寄与率が50%を超えた。

  (3)民間固定資産投資の割合がさらに高まり、民間資本の投資に対するけん引効果がより強まった。

  (4)都市?農村の所得格差がさらに縮まった。

  (5)省エネ?低エネルギー消費の効果が顕著に現れた。単位GDP当たりのエネルギー消費量は前年比4.8%減少した。

  上述の各指標の調整こそが、中国経済の実際の発展状況を反映するものであり、構造調整の加速は将来の中国経済の発展に重要な影響をもたらす。

编辑:AMY 来源: 人民網

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